【2級受験者必見】次回(第145回)の攻略法はコレだ!
・始めに
前回(第144回)の2級の合格率は「13.4%」でした。
これは、第107回の「5.7%」・第141回の「11.8%」に続く3番目に低い合格率です。次回の試験についても同様の難易度になることは想定できますので、合格するためには今まで以上に万全な対策が必要となることが想定されます。
【商業簿記編】
2016年度から新たに追加された内容が出題されるようになりましたが、いずれの内容も基本的な内容が多いため、新出題範囲の内容に固執する必要はありません。過去に出題されている頻出論点での取りこぼしを無くすような学習に心がけてください。
<問題ごとのポイント>
1.仕訳問題(第1問)は4問(16点)以上を目指す
問題の内容にもよりますが、基本的な問題が出題されたら、必ず得点すること。仕訳問題は、1つ4点という配点を考えると大きな失点につながるため、不用意な失点は避けたいものです。
問題文と指定勘定科目の中にヒントが隠れていますので、落ち着いて問題に対処できるようになりましょう。
2.第2問は難化傾向。後回しにするという選択肢を念頭に時間を掛けすぎないこと。
第2問は近年、難化傾向、かつ、ボリュームが多くなってきました。そのため、時間を掛けて解いたにもかかわらず、あまり得点できていないという人も多く見受けられるようになり、得点すべきところに時間を掛けられず、不合格になるといったことが多くなっています。
対策としては「後回しにする」ことも選択肢に入れることが重要になります。
3.第3問で精算表が出題された回は合格率が低くなる傾向がある。
実は、第3問が「精算表」が出題された回の「合格率がかなり低い傾向」にあるということです。
その証拠に過去最低合格率TOP3の第107回・第141回・前回(第144回)の3回とも第3問の問題が「精算表」が出題されていました。
「精算表」は3級ではよく出題されている内容なのですが、2級でも出題されることはあります。出題内容は2級の方が難易度が高い論点が出てきますが、しっかりと個別論点を理解していれば、部分点でも12点以上は狙えます。
傾向からも分かりますが、精算表は財務諸表(B/SやP/L)作成問題に比べると部分点が獲りやすいものなので、確実に得点を積み重ねられるように繰り返し問題演習をするようにしてください。
<商業簿記編(まとめ)>
・第1問(仕訳問題)は、出来る限り満点を狙うつもりで問題を解くこと。
・第2問は、問題の内容・ボリュームと相談の上で、先に解答すべきかの判断をつけられるようにすること。
・第3問は解答用紙が「精算表」のときは要注意!合格率が低い難易度の高い回の可能性が高い。財務諸表作成・精算表とも、部分点でどこまで積み重ねられるかが合格を左右する。
【工業簿記編】
工業簿記は苦手にしている人が多いが、これからの2級の合格を目指すためには避けては通れない道ですので、最低限の基礎的な論点は得点できるようにしなければならないと言っても過言ではありません。
<問題ごとのポイント>
・第4問と第5問で出題されるテーマがほぼ決まっているため、対策をとりやすい。
第4問では、主に費目別原価計算や部門別原価計算などの個別原価計算に関係したテーマから出題されることが多いが、勘定記入などの問題から標準原価計算も出題されることがあります。
第5問では、主に総合原価計算・CVP分析などのように原価計算・管理会計に関する問題が出題されることが多いです。特に、組別・工程別・直接原価計算・CVP分析は次回は狙われる論点だといえるので、しっかりと対策を獲ることが望ましい。
<工業簿記編(まとめ)>
工業簿記は努力が結果に結びつきやすい科目といえます。最初は計算の仕方が分からずに混乱してしまうことがあるかもしれませんが、図を描いたりすることでイメージを視覚的に体得することが出来るものです。
第143回の出題の意図において「第 142 回の第4問で標準原価計算の問題を出題しましたが正答率が 低く、標準原価計算の基礎的理解が十分でないと思われる受験者が少なからず みられましたので、再度標準原価計算の基礎的な理解について確認する問題を 出題しました。」とあるように、連続して同じ論点が出題される可能性を示唆するような内容の記載がありますので、出題の意図についても確認してみるといいかもしれません。
・第4問は費目別・部門別・個別が比較的出題されており、標準原価計算も出題されていることを考えると、苦手意識を持たずに過去問を演習できるかが鍵となる。
・第5問は原価計算に関する問題が出題されます。そのため、計算処理スピードが問われるところがありますが、解答の導き方を間違えないように繰り返し問題を解くことを心がけてください。特に総合原価計算(単純・組別・等級別・工程別)は確実にマスターすることが望まれる。
前回(第144回)の2級の合格率は「13.4%」でした。
これは、第107回の「5.7%」・第141回の「11.8%」に続く3番目に低い合格率です。次回の試験についても同様の難易度になることは想定できますので、合格するためには今まで以上に万全な対策が必要となることが想定されます。
【商業簿記編】
2016年度から新たに追加された内容が出題されるようになりましたが、いずれの内容も基本的な内容が多いため、新出題範囲の内容に固執する必要はありません。過去に出題されている頻出論点での取りこぼしを無くすような学習に心がけてください。
<問題ごとのポイント>
1.仕訳問題(第1問)は4問(16点)以上を目指す
問題の内容にもよりますが、基本的な問題が出題されたら、必ず得点すること。仕訳問題は、1つ4点という配点を考えると大きな失点につながるため、不用意な失点は避けたいものです。
問題文と指定勘定科目の中にヒントが隠れていますので、落ち着いて問題に対処できるようになりましょう。
2.第2問は難化傾向。後回しにするという選択肢を念頭に時間を掛けすぎないこと。
第2問は近年、難化傾向、かつ、ボリュームが多くなってきました。そのため、時間を掛けて解いたにもかかわらず、あまり得点できていないという人も多く見受けられるようになり、得点すべきところに時間を掛けられず、不合格になるといったことが多くなっています。
対策としては「後回しにする」ことも選択肢に入れることが重要になります。
3.第3問で精算表が出題された回は合格率が低くなる傾向がある。
実は、第3問が「精算表」が出題された回の「合格率がかなり低い傾向」にあるということです。
その証拠に過去最低合格率TOP3の第107回・第141回・前回(第144回)の3回とも第3問の問題が「精算表」が出題されていました。
「精算表」は3級ではよく出題されている内容なのですが、2級でも出題されることはあります。出題内容は2級の方が難易度が高い論点が出てきますが、しっかりと個別論点を理解していれば、部分点でも12点以上は狙えます。
傾向からも分かりますが、精算表は財務諸表(B/SやP/L)作成問題に比べると部分点が獲りやすいものなので、確実に得点を積み重ねられるように繰り返し問題演習をするようにしてください。
<商業簿記編(まとめ)>
・第1問(仕訳問題)は、出来る限り満点を狙うつもりで問題を解くこと。
・第2問は、問題の内容・ボリュームと相談の上で、先に解答すべきかの判断をつけられるようにすること。
・第3問は解答用紙が「精算表」のときは要注意!合格率が低い難易度の高い回の可能性が高い。財務諸表作成・精算表とも、部分点でどこまで積み重ねられるかが合格を左右する。
【工業簿記編】
工業簿記は苦手にしている人が多いが、これからの2級の合格を目指すためには避けては通れない道ですので、最低限の基礎的な論点は得点できるようにしなければならないと言っても過言ではありません。
<問題ごとのポイント>
・第4問と第5問で出題されるテーマがほぼ決まっているため、対策をとりやすい。
第4問では、主に費目別原価計算や部門別原価計算などの個別原価計算に関係したテーマから出題されることが多いが、勘定記入などの問題から標準原価計算も出題されることがあります。
第5問では、主に総合原価計算・CVP分析などのように原価計算・管理会計に関する問題が出題されることが多いです。特に、組別・工程別・直接原価計算・CVP分析は次回は狙われる論点だといえるので、しっかりと対策を獲ることが望ましい。
<工業簿記編(まとめ)>
工業簿記は努力が結果に結びつきやすい科目といえます。最初は計算の仕方が分からずに混乱してしまうことがあるかもしれませんが、図を描いたりすることでイメージを視覚的に体得することが出来るものです。
第143回の出題の意図において「第 142 回の第4問で標準原価計算の問題を出題しましたが正答率が 低く、標準原価計算の基礎的理解が十分でないと思われる受験者が少なからず みられましたので、再度標準原価計算の基礎的な理解について確認する問題を 出題しました。」とあるように、連続して同じ論点が出題される可能性を示唆するような内容の記載がありますので、出題の意図についても確認してみるといいかもしれません。
・第4問は費目別・部門別・個別が比較的出題されており、標準原価計算も出題されていることを考えると、苦手意識を持たずに過去問を演習できるかが鍵となる。
・第5問は原価計算に関する問題が出題されます。そのため、計算処理スピードが問われるところがありますが、解答の導き方を間違えないように繰り返し問題を解くことを心がけてください。特に総合原価計算(単純・組別・等級別・工程別)は確実にマスターすることが望まれる。
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