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第144回日商簿記検定の結果は2級と3級で明暗が分かれた!

先月の日商簿記検定を受験された皆様、大変お疲れ様でした。本日、日本商工会議所のHPで「第144回日商簿記検定合格発表(2~4級)」の受験者データが公開されました。(1級は1月中旬公開予定です。)

【試験結果】

<3級>
実受験者数:94,411人
合格者数:42,558人
合格率:45.1% (名古屋の合格率は45.8%

<2級>
実受験者数:56,530人
合格者数:7,588人
合格率:13.4% (名古屋の合格率は17.6%

【今回の結果から見る次回の検定対策】

・3級
3級は大方予想通りの結果になったといえます。特に引っかかりやすいような論点やボリュームがあるといった内容ではなかったため、点数は取りやすかったものと思われます。
そのため、今回のような高い合格率が出てきたものと考えられます。

次回の検定(2月)ですが、今回とそれほど難易度が変わらない問題が出題されるものと考えられます。そのため、過去問の内容をしっかりと理解出来れば、合格することは難しくないと考えられますが、第141回(平成27年11月実施)・第142回(平成28年2月実施)のように3割をきる合格率の回もありますので、これらの回の過去問は必ず確認した上で、時間内に解けるようにトレーニングを積むことをオススメします。

出題の意図・講評が出ていないため、どこを意識して解答してほしかったかが分からないですが、出題者側の意図も出題予想や配点箇所の予測にもつながる部分があります。過去の出題の意図を確認してみるのも1手といえます。

・2級
2級は正直言うと、ここまで低い合格率になるとは思いませんでした。
問題のレベルは「第2問」を除いて、例年通りの難易度ではないかと思います。第1問の仕訳問題では新試験範囲から出題されている論点がいくつかありましたが、今後はその割合が増えてくることは予測できます。

来年の6月検定からは「リース会計」「外貨建取引」「圧縮記帳」(いずれも、第2問で出題される可能性が高い!)が、11月検定からは、いよいよ「連結会計」(出るとしたら第3問が濃厚)が本格的に導入されます。

そのため、今年から新しく範囲に含まれた論点で、「まだ出題されていない部分」と「来年から新たに範囲に含まれる論点」をしっかりと押えなければ、合格は難しくなってきます。

次回の2月検定は、まだ今年の新試験範囲だけを押えれば大丈夫なので、現状の出題論点をしっかり押えつつ、過去問をしっかりとまわすことで、得点力を上げる事が合格の為に必須です。

【最後に】
今回の結果は、3級についてはしっかりと学習をすすめた人が合格できる内容であるのに対して、2級については、基本的な内容をしっかりと得点した上で、いかにして合格点まで得点を積み上げる事ができたか?といった内容だったと思われる。この傾向は、しばらく続くものと考えられます。

2級の学習をこれから始めようと考えている人は、既存範囲の学習をますはしっかりと進めるようにしてください。また、工業簿記は学習時間に比例して点数が伸びる科目です。苦手意識を持たずに学習を進めていくことが大切です。

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