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第66回税理士試験の結果から見る「来年度の科目戦略」とは?

 第66回税理士試験の合格発表が国税庁のHPにて公表されました。⇒詳しくはこちら

【今回の結果について】


試験科目
受験者数
合格者数
合格率
簿記論
13,936
1,753
12.6%
財務諸表論
11,420
1,749
15.3%
法人税法
5,642
655
11.6%
所得税法
1,891
253
13.4%
消費税法
8,508
1,104
13.0%
相続税法
3,636
454
12.5%
酒税法
669
84
12.6%
住民税法
549
64
11.7%
事業税法
566
73
12.9%
固定資産税法
947
138
14.6%
国税徴収法
1,481
171
11.6%


特筆すべきは「簿記論の合格者数」だと思われます。前年の合格者数が「2,965人」であったが、今年は「1,753人」と前年の約3分の2くらいにまで合格者が減少したことになります。

とはいっても、例年の合格率から考えれば妥当な数字であったとも考えられますが、来年の簿記論を合格を目指す人は今回の合格率が極端に悪くなったとは考えずに学習を進めるべきである。(つまり、昨年の簿記論の問題が例年に比べて難易度が易しかったという事。)

他の科目については、軒並みに例年通りの合格率で推移しているものと考えられます。受験者数が年々減少傾向にあり、その歯止めがかからないまま現在に至っています。そして、この傾向はまだまだ続くものとも言えます。

【来年に向けて考えるべき学習計画】

合格発表は12月中旬と本試験から4ヶ月くらい経過した時期となっているため、来年度の本試験を目指す科目は限定されてくると思います。

<今年受験した科目が合格した場合>
・次の科目の学習を取り組んでいるかとは思いますが、年内に学習した内容を復習した上で、応用論点の学習に入るといいでしょう。
・税法科目であれば、理論の暗記と計算のバランスについても一度見直してみるといいかも知れません。
・会計科目であれば、計算力の低下を防ぐためにも、1日1問でも解く習慣を身につけることが望ましいです。

<今年受験した科目が不合格だった場合・これから学習を始めようと考えている人>

【今年受験した人】

・判定がA・Bの場合
次回の本試験において合格可能性が高い方が多いと思われますが、得点すべき論点を取りこぼしたり、難問に時間を掛けすぎるといった部分がありますので、基礎内容をしっかり押えつつ本試験レベルの知識水準に引き上げられるようにしてください。

⇒オススメのコースは「上級コース」です。

・判定がC・Dの場合
基本的な内容の理解が不足していると考えられます。そのため、再度基本的な内容から学習することをオススメします。

⇒オススメコースは「パーフェクトコース・速習コース」です。


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